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海底の「スパゲッティワーム」に新しい仲間 体の裏の吸盤が手がかり

約3分で読めます Tiny Why編集部 · 文: 特派員 キュリオ

ことば
Terebellosuctoria

体の裏に吸盤のような構造を持つ、新しく立てられた属の名前。

多毛類(たもうるい)

体が節に分かれ、毛のような足を持つ海の虫の仲間。

海山(かいざん)

海底から盛り上がった山のような地形。

何が起きたか

オーストラリア博物館(自然史を調べる博物館)などの研究チームが、豪州周辺の深海にすむ海の虫について、新しい「属」を発表した。属は、種より上の分類単位だ。新しい属の名前は Terebellosuctoria。体の裏側にある、吸盤のような構造が名前の手がかりになった。研究論文では、この属の2種、Terebellosuctoria jimii と Terebellosuctoria keelingensis を含む、7種の新種が記載された。

背景

この虫は、多毛類(体が節に分かれ、わきに毛のような足を持つ海の虫)の仲間だ。長い触手をたくさん持つため、見た目から「スパゲッティワーム」と呼ばれる。やわらかな海底の泥に管を作り、触手で表面の細かな食べ物を集める。近い仲間には陸のミミズがいる。

標本は、2021年と2022年に、研究船 RV Investigator が行った調査で集められた。場所は、オーストラリア領のクリスマス島とココス(キーリング)諸島の近くにある海山だ。海山は、海底から盛り上がる山のような地形である。

なぜ重要か

調査では、850個体を超える海の虫が集まった。同じ資料からは、すでに13種が新種として発表され、今回さらに7種が加わった。新属の2種は、そのうちの一部である。

深海で新種が見つかること自体は珍しくない。しかし、新しい属を設けるのは珍しい。これは、海底の生き物の大きな分類が、今も増えていることを示す。名前を付けることは、ただ呼びやすくするだけではない。標本に正式な身元を与え、別の研究者が同じ生き物を正確に調べる土台になる。

確認できたこと

印象的な標本の一つは、ココス諸島近くの、深さ670メートルを超える海山で採集された。引き上げられた標本には、茶色い枝のようなものが広がり、その間にオレンジ色の球が見えた。最初は、虫の卵のようにも見えた。

しかし、詳しく観察し、切り分けて調べると、枝のようなものは巨大な動物ではなかった。スパゲッティワームが作った管の、複雑な延長部分だった。管からは明るいオレンジ色の虫が現れ、一部は長さ75ミリメートルに達した。

研究チームは、体の形、DNA配列、電子顕微鏡の画像を比べた。その結果、これらは新種というだけでなく、これまで知られていなかった属に入ると判断した。

まだ分からないこと

吸盤のような構造が何をするのかは、まだ確定していない。研究者は、泥が少ない海山の斜面で、体をその場に留めるための適応かもしれないと考えている。ただし、これは標本の特徴から出した仮説で、実際の働きを直接確かめた結果ではない。

次に見る点

今後は、博物館に保存された標本や近い仲間と比べることで、吸盤の形がどの環境で現れるのかを調べられる。今回の調査で集めた資料にも、まだ名前のない生き物が残っている可能性がある。深海の調査は、採集した後の分類にも長い時間がかかる。新しい名前が増えるたび、海底にどんな生き物がいるのかを、より正確に語れるようになる。

参照: オーストラリア博物館の発表、原著論文。

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体の裏に小さな吸盤 深海の「スパゲッティワーム」が新しい属に

📰 しっかり版: 海底の「スパゲッティワーム」に新しい仲間 体の裏の吸盤が手がかり

オーストラリア周辺の海山で見つかった虫が、これまで知られていない大きな仲間だと分かりました。

約1分で読めます Tiny Why編集部 · 文: 特派員 キュリオ

ことば
Terebellosuctoria

今回見つかった虫の大きな仲間についた名前。

属(ぞく)

似た生き物をまとめる大きな名前。

海山(かいざん)

海底から盛り上がる山のような地形。

💡 ようするに

  • 深い海で、新しい虫の仲間が見つかった。
  • 体の裏に、吸盤のような形がある。
  • その形が何をするかは、まだ研究中だ。

オーストラリア博物館(生き物を調べる博物館)などの研究者が発見しました。 新しい属の名前は Terebellosuctoria です。 属は、似た生き物をまとめる大きな名前です。

この虫は「スパゲッティワーム」と呼ばれます。 細長い触手がたくさんあるからです。 触手で、海底の小さな食べ物を集めます。 虫は、やわらかい泥に管を作って暮らします。

標本は、2021年と2022年に集められました。 研究船 RV Investigator が海底を調べました。 場所は、オーストラリアの島々の近くです。 海山という、海底の山の斜面でした。

調査では、850匹を超える海の虫が集まりました。 今回の論文は、7種の新種を説明します。 そのうち2種は、新しい属の仲間です。

一つの標本は、深さ670メートルより下で見つかりました。 茶色い枝のようなものが付いていました。 その間には、オレンジ色の球がありました。 最初は、卵かもしれないと思われました。 でも、枝は虫の体ではありませんでした。 虫が作った管の一部でした。

研究者は、吸盤のような形に注目しました。 泥が少ない斜面で、体を支える助けかもしれません。 ただし、これはまだ予想です。 本当に役立つかは、これから確かめます。

新しい名前は、研究の道しるべになります。 同じ生き物を、みんなで正しく調べられるからです。

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海の底の虫に、新しい仲間の名前

📰 しっかり版: 海底の「スパゲッティワーム」に新しい仲間 体の裏の吸盤が手がかり

うらに吸盤みたいな形を持つ虫が、深い海で見つかったよ。

約1分で読めます Tiny Why編集部 · 文: 特派員 キュリオ

ことば
Terebellosuctoria

似た海の虫をまとめるためについた新しい名前。

吸盤(きゅうばん)

表面にくっつくための丸い形。

触手(しょくしゅ)

虫が食べ物を探す長い部分。

どんなニュース?

オーストラリア博物館は、生き物を調べる場所です。 そこが、新しい海の虫を知らせました。

この虫は、スパゲッティワームと呼ばれます。 長いひもみたいな触手が、たくさんあります。 触手で、小さな食べ物を探します。 虫は、海底のやわらかい泥に管を作ります。

新しい仲間の名前は、Terebellosuctoriaです。 これは、似た虫をまとめる大きな名前です。 虫の体のうらには、小さな吸盤みたいな形があります。

科学者は、吸盤が虫を支えるかもしれないと考えました。 泥の少ない海底でも、つかまれるかもしれません。 でも、まだ本当か分かりません。

ある虫は、茶色い枝のように見えました。 その枝は、大きな生き物ではありませんでした。 虫が作った管の一部でした。 管から、オレンジ色の虫が出てきました。

海の底には、まだ知らない虫がいます。 科学者は、集めた虫を見て名前を調べます。

出典・参考