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五つの国家公園が始まって5年 中国で増えた動物と、まだ残る問い

約2分で読めます Tiny Why編集部 · 文: 特派員 キュリオ

ことば
国家公園

国が大きな範囲の自然をまとめて守る場所。

炭素固定

植物などが空気中の炭素を取り込む働き。

チルー

高地にすむレイヨウの仲間。

何が起きたか

中国が2021年に設けた最初の5つの国家公園について、設立から5年の成果が発表されました。中国国家林業・草原局(森林や草原を担当する国の機関)によると、自然の状態を測る評価指標の75%が「優秀」とされました。水をたくわえる力、炭素固定や酸素放出、土が流れるのを防ぐ働きも向上したといいます。ただし、これは自然全体の75%が良くなったという意味ではありません。調べた項目の割合です。

五つをまとめて守る背景

対象は、三江源、大熊猫、東北虎豹、海南熱帯雨林、武夷山の5つの国家公園です。合計の面積は約23万平方キロで、120余りの既存の保護地をまとめています。川の源流、高山の森林、温帯林、熱帯雨林などを、地域ごとに分けて守るだけでなく、大きな範囲で一体的に保全する仕組みです。

確認された変化

三江源では、チルー(高地にすむレイヨウの仲間)が7万頭余りまで回復したとされています。東北虎豹国家公園では、アムールトラ(中国東北部などにすむトラ)が設立時の27頭から72頭に、アムールヒョウ(同じ地域にすむヒョウ)が42頭から115頭に増えました。母トラが5頭の子を連れて歩く映像も撮影されています。

海南テナガザル(海南の森にすむサルの仲間)は7群44頭になりました。ジャイアントパンダ国家公園は、中国の野生ジャイアントパンダの70%以上を保護しています。武夷山では、カエルや植物などの新種も見つかりました。

なぜ重要か

この発表の意味は、珍しい動物の数だけではありません。国家公園が、水源、森林、草原、熱帯雨林を広い範囲で一緒に守る制度として動き始め、その結果を動物の数と自然の働きの両方で測ろうとしている点にあります。動物の増加は前向きなサインですが、国家公園を作ったことだけが原因だと、この数字だけで断定はできません。調査の範囲や方法が整い、見つかる動物が増えた可能性も考える必要があります。

まだ分からないこと

75%の評価にどんな項目が入り、どの基準で「優秀」と判定したのか。個体数の推定にどれほどの幅があるのか。今回の発表だけでは詳しく分かりません。また、増加が公園の外にも広がっているか、五つの公園で結果に差があるかも未確認です。増加が一時的ではなく長く続くかを見るには、同じ方法での調査が必要です。

次に見る点

国家公園の監視システムは、重点区域でリアルタイムの監視を始めたとされています。今後は、その記録を同じ基準で積み重ね、動物の数だけでなく、森や水源の状態も追うことが重要です。最初の5年は制度が動き始めたことを示す節目です。長期的な回復と呼べるかどうかは、これからの記録にかかっています。

情報源:中国国家林業・草原局の発表

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中国の五つの国家公園で、動物が増えた

📰 しっかり版: 五つの国家公園が始まって5年 中国で増えた動物と、まだ残る問い

5年間の保護で、トラやヒョウの数が増えたと発表されました。

約1分で読めます Tiny Why編集部 · 文: 特派員 キュリオ

ことば
国家公園

自然や動物を守るための大きな場所。

評価指標

自然がよくなったかを測る目印。

チルー

高い土地にすむ野生動物。

💡 ようするに

  • 中国は2021年、5つの国家公園を作りました。
  • アムールトラ(中国東北部にすむトラ)は、27頭から72頭になりました。
  • 自然の変化は、これからも調べる必要があります。

中国の国家公園は、自然や動物を守る大きな場所です。最初の5つは、三江源、大熊猫、東北虎豹、海南熱帯雨林、武夷山です。公園を合わせた広さは約23万平方キロです。川の源流や森林、熱帯雨林などを、広い範囲で守ります。

中国国家林業・草原局(森林や草原を担当する国の機関)が、5年間の評価を発表しました。評価指標、つまり自然がよくなったかを測る目印の75%が、よい結果とされました。水をたくわえる働きや、土を守る働きもよくなったといいます。

動物にも変化がありました。アムールヒョウ(中国東北部にすむヒョウ)は、42頭から115頭になりました。三江源のチルーは7万頭余りです。海南テナガザルは7群44頭になりました。ジャイアントパンダ国家公園は、中国の野生パンダの70%以上を守っています。

ただし、数字だけで保護のすべてを判断はできません。調べる範囲や方法が変わると、見つかる数も変わるからです。75%が自然全体の割合ではない点にも注意が必要です。これから同じ方法で調査を続け、数が長く増えるか、動物のすみかが安定するかを見ることが大切です。

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森を守ったら、動物がふえたよ

📰 しっかり版: 五つの国家公園が始まって5年 中国で増えた動物と、まだ残る問い

中国の5つの大きな自然公園で、動物の数が増えました。

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ことば
国家公園

自然を守る大きな場所。

アムールトラ

野生でくらす大きなトラ。

アムールヒョウ

野生でくらすヒョウ。

中国では2021年に、5つの国家公園ができました。国家公園は、自然を守る大きな場所です。

できてから5年の様子が発表されました。 アムールトラ(野生の大きなトラ)は、27頭から72頭になりました。 アムールヒョウ(野生のヒョウ)は、42頭から115頭になりました。 海南テナガザル(木でくらすサルの仲間)は、7つの群れ、44頭になりました。 パンダの公園は、野生のパンダの70%以上を守っています。

これはうれしい知らせです。 でも、すべての自然がよくなったとは言えません。 見た項目の75%が、よいとされたのです。 これからも、森と動物を数えます。

出典・参考