スターシップ、過去最も穏やかな着水に成功 次世代スターリンク衛星がその雄姿を宇宙から目撃
13回目の試験飛行、着水は「これまでで一番静か」
スペースX社の巨大ロケット「スターシップ」が7月24日に実施した13回目の試験飛行で、これまでで最も穏やかな海上着水に成功した。ロケット下部の打ち上げ機(スーパーヘビー)から切り離された上段機体が、インド洋上に静かに降り立った様子は、ドローンと専用の「ブイカメラ」によって捉えられている。
宇宙からもう一つの視点
この試験飛行では、次世代の通信衛星「スターリンクV3」もあわせて打ち上げられた。打ち上げられたスターリンクV3衛星の一つが、宇宙空間を飛行中のスターシップ本体をカメラで撮影することに成功し、地上からは見ることのできない軌道上でのスターシップの姿を捉えた映像が公開された。
開発の節目として
スターシップは月や火星への有人飛行を見据えてスペースX社が開発を進める再使用型ロケットで、これまで着水時の破損や機体の分解など課題を重ねてきた。今回の「最も穏やかな着水」は、機体の再使用性を高めるうえでの技術的な前進を示すものとして注目されている。
スターシップが一番やさしく海に着水 スターリンク衛星がそのようすを宇宙から撮影
スペースX社の大きなロケット「スターシップ」が、これまでで一番おだやかに海に着水しました。
💡 ようするに
- スターシップというロケットが7月24日、海の上にそっと着水した
- これまでの飛行の中でいちばんやさしい着水だった
- 新しい通信衛星「スターリンクV3」が宇宙でスターシップの写真をとった
スターシップは、月や火星へ人を運ぶために作られている、くり返し使えるロケットです。今回は13回目のテスト飛行で、下のブースターと上の機体が分かれたあと、機体だけが海の上にゆっくりと降りていきました。ドローンや、海にうかぶ特別なカメラが、その様子を写真とビデオでとらえています。
なぜやさしく着水できたことが大事なのかというと、ロケットをこわさずに着地させられれば、そのぶん何度もくり返し使えるようになるからです。使い捨てにしなくてよくなると、宇宙へ行くための費用も安くなっていきます。
さらに今回のテストでは、新しい通信衛星「スターリンクV3」もいっしょに打ち上げられました。この衛星の一つが、宇宙を飛んでいるスターシップ本体をカメラでとらえることに成功しました。地上からは見えない、宇宙にいるスターシップのすがたが、はじめて映像で届いたのです。
ロケットさんが海にそーっとおりたよ
大きなロケット「スターシップ」が海にそーっと着水しました。
スターシップは、大きなロケットです。 スターシップは、宇宙へ行けます。 7月24日、海の上にゆっくりおりました。 今までで、いちばんそーっとでした。 ドローンが、その写真をとりました。 うきわみたいなカメラも、写真をとりました。 同じとき、新しいえいせいも宇宙へいきました。 その名前は、スターリンクV3です。 えいせいは、スターシップの写真をとりました。 宇宙にいるスターシップが、はじめて見えました。