「AIっぽい文章」を測る新指標「Slop Index」公開
「AIっぽい文章」に共通する癖とは
AI(人工知能)が書いた文章には、よく指摘される独特の癖がある。決まり文句で始まる書き出し、なんでも「3つのポイント」にまとめたがる構成、「それは単にXではなく、Yだ」という言い回し――こうした特徴は、SNSなどで「AIスロップ(AI slop、AIの安っぽい量産文章)」と呼ばれ、しばしば揶揄の対象になってきた。
18種類のAIモデルを横断比較
海外の掲示板サイト「Reddit」に投稿された報告によると、ある開発者がこの「AIっぽさ」を統計的に測るオープンソースのベンチマーク「Slop Index(theslopindex.com)」を独自に作成し、公開した。手法は、まずメール・SNS投稿・チャット・エッセイなど、人間が書いた文章のコーパス(データ集)を分野別に用意し、それを比較の基準(ベースライン)とする。そのうえで、18種類のAIモデルにそれぞれ文章を書かせ、人間の文章とどれだけ言い回しが異なるかを数値化する、というものだ。
なぜ注目されるのか
AI生成文章の増加にともない、「AIらしさ」をどう見分けるか、どのモデルが自然な文章を書けるかは、AIを日常的に使う人々の関心事になっている。今回のベンチマークは個人開発者による取り組みで、結果の正式な検証はまだ確認されていないが、AI文章の「癖」を定量的に扱おうとする試みとして注目を集めている。
「AIっぽい文章」をランキングする仕組みができた
AIが書いた文章には、なんとなく分かる「AIっぽさ」がある。それを数字で比べる仕組みが登場した。
💡 ようするに
- AIが書く文章には「よくある言い回し」のクセがある
- ある人が、そのクセを数字で測る「Slop Index」という仕組みを作った
- 18種類のAIを比べて、どれが人間らしい文章を書くか調べられる
AIに文章を書かせると、「まず最初に」で始まったり、「3つのポイントがあります」とまとめたりすることがよくある。こういう決まりきった言い回しは「AIスロップ」と呼ばれている。なぜこんなクセが出るかというと、AIはたくさんの文章を学習して「よく使われる型」をおぼえるので、同じような言い回しを選びやすくなるからだ。
これを確かめるために、ある開発者が仕組みを作った。まず、メールやSNS、チャット、作文など、人間が書いた本物の文章を集めてお手本にする。それと18種類のAIが書いた文章を見比べて、どれくらい「AIっぽい言い回し」が多いかを数字にする。この仕組みは誰でも使えるように公開されていて、AIごとのクセの違いを調べる手がかりになる。
ロボットの「くせ」をはかる道具ができたよ
AIが書くお話には、ちょっとしたくせがあるんだって。
ロボットが文章を書くよ。 でも、いつも似た言い方になるんだ。 「まず、これは大事です」みたいに。 それを「AIくささ」と呼ぶよ。
ある人が、くらべる道具をつくったよ。 人が書いた文と、ロボットが書いた文をならべる。 ちがいを数字であらわすんだ。 たとえば18このロボットをくらべたよ。 どのロボットが人みたいに書けるか、わかるようになるよ。