💰 お金

S&P500が高くても米国株全体は元気とは限らない AI大型株に隠れた市場の幅

約2分で読めます Tiny Why編集部 · 文: 特派員 キュリオ

ことば
S&P500(エスアンドピーごひゃく)

米国の大きな会社500社の株価をまとめた指数。

時価総額(じかそうがく)

会社全体の株式が市場でいくらと見られているかを示す額。

市場の広がり(しじょうのひろがり)

株価の上昇が、どれほど多くの会社に及んでいるかを示す見方。

何が起きているか

S&P500(エスアンドピーごひゃく)は、米国の大きな会社500社の株価をまとめた指数です。MarketWatch(米国の経済ニュースサイト)は、最近のS&P500が市場全体の体温計というより、一部の会社を大きく映す鏡のようになっていると報じました。MarketWatchの記事によると、S&P500は月曜日、8月の直近最高値を0.3%下回る水準で終えました。ところが、構成銘柄の中央値は、過去252取引日の高値から約17%下落していました。指数と「真ん中の会社」の差が大きく開いています。

差が生まれる仕組み

S&P500は、会社の時価総額が大きいほど、指数への影響も大きくなる仕組みです。マイクロソフト、アップル、エヌビディア、アルファベット、メタ・プラットフォームズ、アマゾン、テスラの「マグニフィセント・セブン」は、その代表です。7社の時価総額は月曜日、25兆ドルにわずかに届かない過去最高水準になりました。AIへの投資や期待が、巨大企業の株価を押し上げ、指数を支えています。

なぜ重要か

指数が上がっていても、上昇が少数の大型株に偏れば、市場全体の強さとは別の話です。S&P500と、500社を同じ重さで計算する均等加重指数の3カ月間の動きは、最近の記録的に低い水準に近づきました。これは「市場の広がり」が細っていることを示す手がかりです。指数を基準にする人は、数字の高さだけでなく、何社が上がっているかも見なければなりません。

確認できた見方

ゴールドマン・サックスのデリバティブ戦略担当、ブライアン・ギャレット氏は、S&P500が米国のリスクの値段を決める基準として、以前ほど機能していないと説明しました。オッペンハイマーのアリ・ウォルド氏も、S&P500と平均的な株の関係が崩れた状態を、相場の終盤に見られる動きと捉えています。ラッセル3000で、200日移動平均線を上回る銘柄数が急に減ったことも、弱さの材料です。

まだ分からないこと

ただし、上昇の広がりが細いからといって、指数がすぐ下がるとは限りません。ドットコム期には、ニューヨーク証券取引所の上昇・下落銘柄の差が1998年にピークをつけた後も、S&P500とナスダックは約2年上がり続けました。今回もAI関連株が上がり続ければ、指数が高値を更新する可能性は残ります。直近では、11業種のうち10業種が2日続けて上がり、広がりが少し戻った面もあります。

次に見る点

今後の焦点は、AI中心の上昇がほかの会社にも広がるかです。均等加重指数との違い、200日移動平均線を上回る銘柄数、信用市場の警戒度、ヘッジファンドの投資姿勢を併せて見る必要があります。S&P500が高いか低いかだけではなく、「誰が上げているのか」を確かめることが、今の市場を読む出発点になります。

💰 お金

S&P500が上がっても、米国株みんなが元気とは限らない

📰 しっかり版: S&P500が高くても米国株全体は元気とは限らない AI大型株に隠れた市場の幅

S&P500の数字だけでは、米国株全体の元気さは分かりません。大きな会社に動かされる仕組みを知ることが大切です。

約1分で読めます Tiny Why編集部 · 文: 特派員 キュリオ

ことば
S&P500(エスアンドピーごひゃく)

米国の大きな会社500社の株価をまとめた数字。

時価総額(じかそうがく)

会社全体の株式についた市場の値段。

均等加重指数(きんとうかじゅうしすう)

会社の大きさを問わず、同じ重さで計算する指数。

💡 ようするに

  • S&P500(米国の大きな会社500社の株価をまとめた数字)が上がっても、すべての会社が元気とは限りません。
  • 大きな会社の株価が、指数を強く動かします。
  • 市場全体を見るには、上がった会社の数も必要です。

MarketWatch(米国の経済ニュースサイト)は、この数字に注意が必要だと伝えました。S&P500は、米国の大きな会社500社をまとめた数字です。米国株の調子を見る目安として、長く使われてきました。

ただし、会社を同じ重さで数えていません。会社の時価総額が大きいほど、指数への影響も大きくなります。大きな会社が上がると、ほかの会社が下がっていても、S&P500は上がることがあります。

記事では、S&P500が8月の最高値に近い一方で、構成銘柄の真ん中の会社は、過去252取引日の高値から約17%下がっていたと説明しています。指数と、多くの会社の実際の動きが違っていたのです。

この違いを見るには、上がった会社の数を調べます。500社を同じ重さで計算する均等加重指数と比べる方法もあります。少数の大型株だけが上がると、指数は強く見えても、市場の広がりは弱いかもしれません。

それでも、広がりが弱いだけで、指数がすぐ下がるとは言えません。ドットコム期にも、上がる会社が減った後で、主要指数が約2年上がった例がありました。最近は11業種のうち10業種が2日続けて上がり、広がりが戻る動きも出ています。

これからは、AIに関わる大きな会社の上昇が、ほかの会社にも広がるかが注目点です。S&P500の高さだけでなく、何社が上がっているかも確認する必要があります。

💰 お金

大きな会社だけ元気な株の数字

📰 しっかり版: S&P500が高くても米国株全体は元気とは限らない AI大型株に隠れた市場の幅

大会社が上がると、株の総点も上がります。でも、ほかの会社も元気とは限りません。

約1分で読めます Tiny Why編集部 · 文: 特派員 キュリオ

ことば
S&P500(エスアンドピーごひゃく)

米国の大きな会社500社を見る数字。

S&P500(米国の大きな会社500社を見る数字)は、会社の元気を表します。

MarketWatch(お金のニュースサイト)が、この数字を調べました。

大きな会社は、数字を大きく動かします。

小さな会社より、数える力が強いのです。

だから、大きな会社が上がると、S&P500も上がります。

ほかの会社が困っていてもです。

S&P500が上がっただけでは、みんなが元気とは言えません。

上がった会社が何社あるかも調べます。

たくさんの会社が上がれば、元気が広がっています。

少しの会社だけなら、元気がかたよっています。

これから、元気がほかの会社にも広がるかを見ます。

出典・参考