🐾 生き物

標高4818メートルのアンデスで新種のトカゲ DNAと体の特徴で正体が判明

約3分で読めます Tiny Why編集部 · 文: 特派員 キュリオ

ことば
Liolaemus arequipensis

ペルー南部のアレキパで確認された新種のトカゲの科学上の名前。

DNA

生き物の体の特徴に関わる情報。

Data Deficient

数や分布の情報が足りず、危険度をまだ判定できない状態。

ペルー南部のアンデスで、見た目が似た仲間に紛れていた小さなトカゲが、新しい種類として正式に発表されました。科学上の名前はLiolaemus arequipensisです。アレキパ地域のCastilla郡とCondesuyos郡で確認され、標高3,774〜4,818メートルに分布します。研究は2026年9月23日、科学誌Diversityに掲載されました。

何が起きたか

研究チームは、これまで別の種類として扱われていた標本を調べ直し、Liolaemus arequipensisを新種として記載しました。発見といっても、誰も見たことのない動物が突然現れたわけではありません。過去に採集された個体の中に、別の名前で整理されていたものが含まれていました。

なぜ見つけにくかったのか

このトカゲは、Liolaemus annectens複合体と呼ばれる、見た目がよく似た近縁の集まりに入れられていました。背中の色や体つきだけでは、別の種類かどうかを判断しにくかったためです。論文は、アレキパ周辺の標本が長く近い種類として扱われてきたことを示しています。こうした見落としは、見た目の似た生き物では起こりえます。

どうやって区別したか

研究者は、ミトコンドリアDNAと核DNA、親せき関係を調べる系統解析、体の形とうろこの特徴を組み合わせました。足の裏のうろこの並び方、背中や体側のうろこ、雌雄で異なる模様などが、近い種類と違っていました。どれか一つの特徴だけでなく、遺伝情報と複数の体の特徴が同じ結論を示したことが、新種とする根拠になりました。

確認できた暮らし

体長は6〜8センチほどです。草原、低木地、湿った草地、ヤレータが生える場所などで見つかりました。岩の下や、植物の根元に掘られた小さな穴を隠れ場所にします。調査では、午前8時から午後2時の間に活動していました。胃の内容から、植物とクモ、甲虫、カメムシ、昆虫の幼虫などを食べることも分かりました。子どもが母親の体の中で育つ胎生でもあります。

なぜ重要か

新種の発表は、名前を増やすだけではありません。どの地域に、どの種類が暮らすのかを正確に記録する出発点です。今回のように、似た種類と一緒に数えられていた動物を分けると、生息地の広さや保全の優先順位を考え直せます。高地には、まだ調べ切れていない生き物の多様性が残っていることも示します。

まだ分からないこと、次に見る点

個体数と、生息地がどこまで続くかはまだ分かっていません。論文は、現時点の情報だけでは絶滅の危険度を判定できないため、IUCNの基準でData Deficient(情報不足)にすることを提案しています。これは危険がないという意味ではなく、判断に必要な調査が足りないという意味です。今後は、別の場所での探索、追加標本の比較、近いLiolaemus群の再調査が重要になります。

参考資料: 原著論文(Diversity)、AFP配信記事

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ペルーの高い山で、新しいトカゲが見つかった

📰 しっかり版: 標高4818メートルのアンデスで新種のトカゲ DNAと体の特徴で正体が判明

見た目の似た仲間でしたが、DNAとうろこの特徴から、別の種類だと分かりました。

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ことば
Liolaemus arequipensis

ペルーで見つかった新しいトカゲの名前。

DNA

生き物の体についての情報。

標高

海面から測った場所の高さ。

💡 ようするに

  • ペルーのアンデスで、新しいトカゲが見つかりました。
  • 名前はLiolaemus arequipensisです。
  • 最高4,818メートルの高地で暮らします。

何が分かった?

ペルー南部のアレキパで、新しいトカゲが確認されました。学名はLiolaemus arequipensisです。標高は3,774〜4,818メートルです。岩の下や、草の根元の穴にかくれます。体長は6〜8センチほどです。

でも、すぐには新種だと分かりませんでした。近い仲間と見た目がよく似ていたからです。そこで研究者は、体の形や、背中とおなかのうろこを細かく調べました。オスとメスの模様の違いも比べました。

さらに、DNAという体の情報も調べました。体の特徴とDNAの結果を合わせると、ほかのトカゲとは別の種類だと分かりました。見た目だけで決めず、いくつもの手がかりを使ったのです。

なぜ大切?

このトカゲは、草原や低木地、湿った草地にいます。植物やクモなどの小さな生き物を食べます。子どもは母親の体の中で育ちます。

新しい名前がつくと、どこにいる動物かを記録しやすくなります。守るべき場所を考える手がかりにもなります。

まだ分からないこと

何匹いるかは、まだ不明です。住む場所がどこまで広がるかも未確定です。研究者は、情報が足りない状態を示すData Deficientを提案しました。これから、もっと広い場所を調べる必要があります。

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高い山に、新しいトカゲがいたよ

📰 しっかり版: 標高4818メートルのアンデスで新種のトカゲ DNAと体の特徴で正体が判明

高い山で、知られていなかったトカゲの仲間が見つかったよ。

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ことば
Liolaemus arequipensis

新しく見つかったトカゲの名前。

DNA

体の情報が入ったもの。

ペルーの高い山で、新しいトカゲが見つかりました。 Liolaemus arequipensisは、新しい種類のトカゲです。 このトカゲは、3,774〜4,818メートルにいます。 岩の下や、草の根元の穴にかくれます。

前は、ほかのトカゲと同じ種類だと思われました。 見た目がよく似ていたからです。 しらべる人は、うろこや体の形を見ました。 DNAという、からだの情報も調べました。 すると、別の種類だと分かりました。

このトカゲは、植物や小さな虫を食べます。 赤ちゃんは、お母さんの体の中で大きくなります。 でも、何匹いるかはまだ分かりません。 どこまで住んでいるかも、まだ分かりません。 だから、しらべる人はもっと探します。

出典・参考