鼻先がふくらんだ21.5センチの新種サメ、モーリシャス沖で発見
エトモプテルス・ブルボスス(えともちゅてるす・ぶるぼすす)
今回見つかった新種のサメの学名です。
ランタンシャーク(らんたんしゃーく)
深い海にすむ小型のサメの仲間です。
発光器(はっこうき)
光を出す皮膚の細胞です。
何が起きたか
インド洋南西部の島国モーリシャス沖で、ランタンシャークと呼ばれるサメの新種が確認されました。学名はエトモプテルス・ブルボススです。英語では、鼻の大きなランタンシャークと呼ばれています。
見つかったのは、水深400〜500メートルから網で引き上げられたメスの標本1個体です。鼻先から尾の先までの長さは21.5センチでした。体は茶色と黒が中心で、新鮮な状態では少し紫色がかっていました。最も目立つのは、球根のようにふくらんだ鼻先です。研究論文はJournal of the Ocean Science Foundationに掲載されています。
どうやって新種と分かったか
エトモプテルス属には、これまで43種が知られています。今回のサメは、体の形や体側の模様、尾の模様から、近い仲間と比べられました。胸びれの付け根の上には、皮膚にある小さな歯のような構造、皮歯がまとまっていました。
見た目だけではありません。研究チームは、COIというミトコンドリアDNAの一部も調べました。比較できた近縁種とは、少なくとも10.29%の違いがありました。形の違いと遺伝情報の差がそろったことで、別の種だと判断されたのです。
なぜ小ささが注目されるか
サメというと大きな動物を思い浮かべがちですが、ランタンシャークには小型の種もいます。現在、最小のサメとして知られるドワーフランタンシャークは、最大で約21.2センチです。今回の標本は21.5センチで、ほぼ同じ大きさでした。
ただし、これは見つかった1個体の長さです。この新種が成長するとどこまで大きくなるのかは分かっていません。そのため、世界最小のサメと決まったわけではなく、候補の一つになった段階です。
ここまでに確認できたこと
ランタンシャークの仲間の多くは、深い海で暮らし、詳しい生態が分かっていません。エトモプテルス属のうち、40種は国際自然保護連合の評価を受けています。内訳は、軽度懸念が36種、情報不足が3種、危急が1種です。多くの種が底引き網の届く深さより深い場所にいることは、漁業の影響を受けにくい理由の一つとされています。
また、この属の多くの種には、発光器という光を出す皮膚の細胞があります。光でえさを誘ったり、敵への合図にしたりする可能性がありますが、今回の新種が光るかどうかは確認されていません。
まだ分からないこと
なぜ鼻先が大きくふくらんでいるのかは、まだ謎です。えさを探すこと、周囲を感じること、仲間と関係することなど、いくつかの可能性は考えられます。しかし、今回の標本だけでは決められません。生息範囲や個体数、泳ぎ方なども分かっていません。
次に見る点
今後は、別の個体や新しい観察記録が見つかるかが重要です。生きた個体を調べられれば、鼻先の使い方や発光の有無も確かめやすくなります。小さなサメ一匹の発見は、深い海にまだ名前のない生き物がいる可能性も示しています。
大きな鼻先を持つ、21.5センチの新しいサメ
📰 しっかり版: 鼻先がふくらんだ21.5センチの新種サメ、モーリシャス沖で発見
モーリシャスの深い海で、今まで知られていなかったサメが見つかりました。
モーリシャス(もーりしゃす)
インド洋にある島国です。
ミトコンドリアDNA(みとこんどりあでぃーえぬえー)
細胞の中にある遺伝情報の一部です。
発光器(はっこうき)
光を出す皮膚の細胞です。
💡 ようするに
- モーリシャスの深い海で、新しいサメが見つかりました。
- 鼻先が大きく、体長は21.5センチでした。
- 世界で一番小さいサメに近い大きさです。
どんなサメ?
モーリシャス(インド洋の島国)の近くで見つかりました。海の深さ400〜500メートルから、網で引き上げられました。確認できているのは、メス1匹だけです。
このサメには、エトモプテルス・ブルボススという学名がつきました。学名は、研究で使う生き物の名前です。鼻先のような部分は、球根のようにふくらんでいます。体は茶色と黒で、新鮮なときは少し紫色にも見えました。
なぜ新種なの?
研究者は、見た目だけで決めませんでした。体の形や模様、皮膚にある小さなとげを調べました。さらに、ミトコンドリアDNAも調べました。これは、細胞の中にある遺伝情報の一部です。
その結果、近い仲間とはっきりした違いがありました。だから、別の種類のサメだと判断されました。
小さいけれど、謎も多い
このサメの体長は21.5センチです。今、一番小さいサメとして知られる別の仲間は、最大約21.2センチです。今回のサメは、ほぼ同じ大きさです。
ただし、見つかったのは1匹だけです。仲間が大人になると何センチになるかは、まだ分かりません。世界最小のサメと決まったわけではありません。
ランタンシャークの仲間には、体が光る種類もいます。発光器(光を出す皮膚の細胞)があるためです。ただし、今回のサメが光るかは未確認です。鼻先の役割も分かっていません。これから、もっと仲間が見つかるかが注目されます。
深い海で、ちいさな鼻のサメが見つかった
📰 しっかり版: 鼻先がふくらんだ21.5センチの新種サメ、モーリシャス沖で発見
モーリシャスの近くで、21.5センチのサメが見つかったよ。
モーリシャス(もーりしゃす)
海にある島の国です。
ランタンシャーク(らんたんしゃーく)
深い海にすむサメです。
新種(しんしゅ)
まだ名前がなかった種類です。
モーリシャス(海にある島の国)の近くで、サメが見つかったよ。
このサメは、ランタンシャーク(深い海にすむサメ)だよ。エトモプテルス・ブルボススという名前もついたよ。
新種は、まだ名前がなかった種類のことだよ。見つかったサメは、21.5センチだったよ。
鼻先のようなところが、ふっくらしているよ。どうしてふっくらしているかは、まだ分からないよ。
今は、サメが1匹しか見つかっていないよ。だから、仲間が何匹いるかも分からないよ。
ランタンシャークの仲間には、光るものもいるよ。でも、このサメが光るかは、まだ知らないよ。
これから、もっと仲間を探すよ。すると、深い海のことが少し分かるかもしれないね。