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株価は上がったのに、弱さが見えた S&P500で1999年以来のねじれ

約2分で読めます Tiny Why編集部 · 文: 特派員 キュリオ

ことば
S&P500(エスアンドピーごひゃく)

米国の大きな500社の株価を、ひとつの数字で表したもの。

52週高値(ごじゅうにしゅうたかね)

過去52週間で、その株が最も高くなった値段。

52週安値(ごじゅうにしゅうやすね)

過去52週間で、その株が最も安くなった値段。

表面では大きな上昇

9月21日の米国株式市場は、表だけを見ると好調だった。Nasdaq総合指数は約2%上がって過去最高値を更新。S&P500も約1.5%上昇し、過去最高値まで1%未満に迫った。CNBCの報道が注目したのは、上昇の裏側にある別の数字だ。

警告は市場の内側にあった

S&P500を構成する銘柄では、30銘柄が取引中に52週安値をつけた。一方、52週高値をつけたのは7銘柄だけだった。指数全体が上がっているのに、過去1年ほどで最も安い水準に達した銘柄のほうが多かったことになる。

これは、すべての株が一斉に上がっている相場ではない。上昇を支えたのは、通信サービス、情報技術、一般消費財といった一部の分野だった。情報技術は過去最高値まで1%未満だったが、通信サービスは高値から約4%、一般消費財は約7%離れていた。

1999年との比較が注目される理由

今回の組み合わせは、S&P500が少なくとも1%上がり、過去最高値まで1%未満に近づいた一方で、52週安値の銘柄が52週高値を上回ったというものだ。この形が最後に現れたのは1999年12月21日だった。ドットコム・バブルが頂点に近づく数か月前である。

この統計を示したのは、SentimenTraderを創設し、現在はNextGen Newsの顧問を務めるジェイソン・ゲプファート氏だ。彼によると、それ以前に同じ形が確認されたのは1929年7月23日だった。ただし、似た数字が出たからといって、今回も同じ結末になるとは限らない。

この記事から確認できること

B. Riley Wealthの市場ストラテジスト、アート・ホーガン氏は、上昇を支える分野と、すでに売られている分野の差を指摘した。売られている銘柄は新安値をつけやすく、上昇を続ける銘柄は新高値をつけにくい状態だという説明である。

まだ分からないこと

今回のデータは一日の取引を示したものだ。新安値の多さが数日で消えるのか、広がるのかは、この記事だけでは分からない。また、1999年や1929年との比較は警戒材料ではあっても、株価急落の確定情報ではない。個別銘柄が安値をつけた理由も、ここでは詳しく説明されていない。

次に見る点

今後の上昇日に、新高値の銘柄が増えるかが重要になる。上昇の中心が一部の分野から広がるかも確認したい。さらに、ホーガン氏が挙げた中東情勢、エネルギー価格、米連邦準備制度の利上げ方針が、市場の弱さにどう影響するかも焦点になる。

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株価は上がった。でも中には弱い株が多かった

📰 しっかり版: 株価は上がったのに、弱さが見えた S&P500で1999年以来のねじれ

大きな株価の数字は好調でしたが、中身はそろっていませんでした。

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ことば
S&P500(エスアンドピーごひゃく)

米国の大きな500社の株価を、ひとつの数字で表すもの。

52週安値(ごじゅうにしゅうやすね)

過去52週間でいちばん安い値段。

52週高値(ごじゅうにしゅうたかね)

過去52週間でいちばん高い値段。

💡 ようするに

  • S&P500(米国の大きな500社をまとめた数字)は約1.5%上がりました。
  • それでも30銘柄が52週安値、7銘柄が52週高値でした。
  • 似た形は1999年にもありました。ただし、急落の予告ではありません。

何が起きたの

9月21日、S&P500は過去最高値まで1%未満に近づきました。Nasdaq総合指数も約2%上がり、過去最高値を更新しました。

でも、S&P500の中では30銘柄が52週安値をつけました。52週安値とは、過去52週間で最も安い値段です。52週高値をつけた銘柄は7つでした。

なぜ大事なの

株価指数は、たくさんの株の動きをまとめた数字です。そのため、一部の分野が強いと、全体が上がって見えることがあります。

今回は、通信サービス、情報技術、一般消費財が上昇を支えました。一方、ほかの銘柄には弱い動きもありました。全体の数字だけでなく、どれだけ多くの銘柄が上がっているかを見る必要があります。

1999年との関係

今回と同じように、全体は上がるのに新安値が多い形は、1999年12月にもありました。その数か月後、ドットコム・バブルは頂点に近づきました。

ただし、過去に似た形があったからといって、今回も株価が急落するとは限りません。1日の数字だけでは、相場の次の動きは決められません。

これから見ること

次は、上昇する日に新高値の銘柄が増えるかを見ます。上昇が一部の分野だけで続くかも重要です。中東情勢、エネルギー価格、米連邦準備制度の金利方針も市場を動かす可能性があります。

数字の出典はCNBCの報道です。

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上がった株と、下がった株が同じ日にいた

📰 しっかり版: 株価は上がったのに、弱さが見えた S&P500で1999年以来のねじれ

大きな株の数字は上がりました。でも、みんなが上がったわけではありません。

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S&P500(エスアンドピーごひゃく)

米国の大きな500社をまとめた数字。

金利(きんり)

借りたお金に足すお金。

9月21日、S&P500(米国の大きな500社をまとめた数字)は約1.5%上がりました。

Nasdaq総合指数(米国の会社の株を見る、別の数字)も約2%上がりました。

でも、30社の株は、52週間でいちばん安い値段になりました。7社だけが、52週間でいちばん高い値段になりました。

これは、株がみんな同じように動かなかったという意味です。

1999年にも、似た形がありました。その前に、インターネット会社の株が高くなりすぎました。

でも、昔の形だけでは、今日の先は分かりません。一日の数字だけでは足りません。

これから、もっと多くの株が高くなるか見ます。中東の争いと、エネルギーの値段も見ます。米国の金利も見ます。金利は、借りたお金に足すお金です。

数字はCNBCの報道からです。

出典・参考