🐾 生き物

海から約97キロ内陸へ ザトウクジラがカリフォルニアの川を進む

約2分で読めます Tiny Why編集部 · 文: 特派員 キュリオ

ことば
サクラメント・サンホアキン・デルタ(サクラメント・サンホアキン・デルタ)

川や水路が枝分かれしてつながる地域。

写真識別カタログ(しゃしんしきべつカタログ)

写真で同じクジラを見分ける記録。

海洋哺乳類センター(かいようほにゅうるいセンター)

クジラなど海の動物を調べる団体。

何が起きたか

2026年9月16日、米カリフォルニア州リオビスタ近くのサクラメント川で、成長したザトウクジラが水面に現れた。釣り人デニー・グローバーさんは、仲間とサケやストライプドバスを釣っていた。6.4メートルのボートから、水面に出る姿を撮影した。船にいた人たちは最初、イルカかネズミイルカだと思った。しかし、もう一度見えた噴気で、クジラだと分かった。

海からどう来たのか

この個体はその週の前半にサンフランシスコ湾へ入り、そこから東へ進んでサクラメント・サンホアキン・デルタに入った。デルタは川や水路が枝分かれしてつながる地域だ。目撃地点は、ふだんのすみかである太平洋から約60マイル、約97キロ離れていた。海からかなり内陸の淡水の川まで来たことが、今回の大きな特徴だ。

なぜ注目されるのか

海洋哺乳類センター(海の哺乳類を調べる団体)は、クジラの状態と、なぜここまで来たのかを調べようとしている。川へ入ったことだけで病気だとは言えない。通り道を変えた理由が、単なる移動なのか、体の不調と関係するのかは、まだ判断できないからだ。センターは、人がクジラに近づいたり、進路を変えようとしたりしないよう呼びかけている。

確認できたこと

このクジラは写真識別カタログに登録され、過去24年間に15回記録されている。同じ個体とみられる最新の記録は、2026年2月のメキシコ・バハカリフォルニアだった。性別はまだ分からない。今回の観察では、一定の間隔で浮上し、かなり速く進んでいた。川の上流にいることを除けば、動きが乱れている様子は報告されていない。

内陸の川へ来たザトウクジラは、今回が初めてではない。1985年にはハンフリーがリオビスタ周辺に数週間滞在し、海へ戻った。2007年には母子のデルタとドーンがサクラメント川のデルタに約3週間いた後、海へ戻った。

まだ分からないこと

このクジラがなぜ川を上ったのか、どのくらい健康なのか、性別は何か、どこへ向かうのかは未確定だ。米国海洋大気局(NOAA)とカリフォルニア州魚類野生生物局は、今回の目撃についてコメントしていない。

次に見る点

海洋哺乳類センターは個体を評価し、行動を見守る予定だ。海へ戻れるか、川に長くとどまるか、体調に変化が出るか。これからの観察が、川へ入った理由を考える手がかりになる。人々にできる最も重要な協力は、距離を保ち、クジラの進路に干渉しないことだ。

(出典:Phys.org掲載のAP通信記事)

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海のザトウクジラが、川を約97キロ進んだ

📰 しっかり版: 海から約97キロ内陸へ ザトウクジラがカリフォルニアの川を進む

カリフォルニア州で、成長したザトウクジラが川の中を泳いでいます。

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ことば
デルタ(デルタ)

川がいくつも分かれる場所。

海洋哺乳類センター(かいようほにゅうるいセンター)

海の動物を調べる団体。

💡 ようするに

  • 海のザトウクジラが川へ入りました。
  • 海から約97キロ離れた場所で見つかりました。
  • 研究者は遠くから元気かどうかを見ています。

2026年9月16日、釣り人のデニー・グローバーさんが見つけました。場所は、リオビスタ近くのサクラメント川です。グローバーさんたちは、船から魚を釣っていました。最初はイルカかネズミイルカだと思いました。水面から出る息を見て、クジラだと分かりました。

このクジラは、その週の前半にサンフランシスコ湾へ入りました。その後、川がいくつも分かれるデルタ(川がいくつも分かれる場所)を東へ進みました。見つかった場所は、太平洋から約97キロ離れています。

研究者が知りたいのは、なぜ川へ来たのかです。たまたま通っただけかもしれません。具合が悪くて道を変えた可能性もあります。今は、どちらか決められません。

海洋哺乳類センター(海の動物を調べる団体)は、クジラを調べて見守ります。人が近づいたり、進む向きを変えたりすると、観察の邪魔になります。クジラから距離を取ることが大切です。

この個体は、写真の記録で見分けられています。過去24年間に15回見つかりました。前に見つかった場所は、2026年2月のバハカリフォルニアです。性別は分かっていません。

この地域には、前にもクジラが来ました。1985年のハンフリーは、数週間後に海へ戻りました。2007年の母子クジラも、約3週間後に戻りました。今回も海へ戻るか、まだ分かりません。

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海のクジラ、川にきた

📰 しっかり版: 海から約97キロ内陸へ ザトウクジラがカリフォルニアの川を進む

アメリカのカリフォルニア州で見つかりました。ザトウクジラという大きな海のクジラです。

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ことば
ザトウクジラ(ザトウクジラ)

海にいる大きなクジラ。

サンフランシスコ湾(サンフランシスコわん)

海につながる大きな水の場所。

釣りをしていた人が見つけました。

クジラは水から顔を出しました。

海につながるサンフランシスコ湾へ入りました。

それからサクラメント川を上りました。

海から約97キロ離れた場所です。

どうして来たのかは、まだ分かりません。

元気かどうかも見ています。

人は近づいてはいけません。

進む向きを変えようとしてはいけません。

静かに遠くから見守ります。

この川には、昔もクジラが来ました。

今回のクジラが海へ戻るかは、まだ分かりません。

出典・参考