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「太ったイカの仲間」はなぜいた? 1億6000万年前の化石から新種

約2分で読めます Tiny Why編集部 · 文: 特派員 キュリオ

ことば
Wyoteuthis linsterorum(ワイオテウティス・リンステロルム)

今回見つかった新種につけられた学名。

ベレムナイト(べれむないと)

イカやタコに近い、昔の海の生き物。

CTスキャン(シーティースキャン)

化石をこわさず、中の形を調べる方法。

何が起きたか

米国ワイオミング州で、約1億6000万年前の海に生きていた新種の化石が確認された。名前は Wyoteuthis linsterorum(ワイオテウティス・リンステロルム)。これは、現代のイカやタコに近い絶滅動物、ベレムナイトの一種だ。

化石として残った硬い部分は、一般的なベレムナイトの弾丸形と違い、短く太い樽形だった。長さは約10センチ、幅は最大約6センチ。これまで知られている中で、最も厚いベレムナイトとされる。腕まで含めた生きた姿は、全長約60センチだったと推定された。

発見までの背景

ワイオミングのサンダンス層は、かつて米国西部を覆っていた内海の底にあたる。ここではベレムナイトの化石が何百万個も見つかってきた。ただし、よくある化石は長さ5〜10センチ、幅1〜2センチほどの細い形だ。今回の標本は、同じ場所で見つかる仲間から大きく外れていた。

最初の標本は1990年代後半、ワイオミング・ダイナソー・センターの創設者バーカード・ポールが見つけた。標本は長く博物館の収蔵庫に保管されていた。次の標本は化石収集家クリフ・リンスターが見つけ、2019年に同センターへ寄贈した。二つを比べられたことで、発見から正式な記載まで、ほぼ30年かかった調査が動き出した。

なぜ重要か

ベレムナイトは化石が多く、200年以上にわたって研究されてきた。それでも、これほど形の違うものが見つかった。研究チームはCTスキャンで化石の内部を壊さずに調べた。その結果、過去には何百万年も前に消えたと考えられていた古い系統に属することが分かった。

この発見は、よく調べられた化石の仲間にも、まだ見落とされた種類があることを示す。博物館の収蔵庫にある古い標本と、新しく見つかった標本を組み合わせる重要性も見えてくる。

確認できたこと

研究チームは二つの化石を比較し、新種として正式に記載した。属名の Wyoteuthis は「ワイオミングのイカ」を意味する。種名の linsterorum は、標本の発見と寄贈に関わったリンスターさんと家族にちなむ。二つの標本は現在、ワイオミング・ダイナソー・センターで展示されている。

まだ分からないこと

見つかっているのは、体の一部にあたる硬い化石だけだ。そのため、全身の正確な姿や、泳ぎ方、食べ物、生息域までは決められない。大きな体が、同じ海にいた小型のベレムナイトを捕まえるのに役立った可能性はある。しかし、それはまだ仮説だ。珍しいのは、限られた環境に特化していたからかもしれない。

次に見る点

今後は、別の場所や博物館に同じような標本がないか、比較調査が進むかが焦点になる。さらに化石が見つかれば、この太い体が一時的な変わり種だったのか、特定の暮らしに適した形だったのかを検証できる。

参考:Phys.orgの研究紹介/査読論文

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石になった「太いイカの仲間」

📰 しっかり版: 「太ったイカの仲間」はなぜいた? 1億6000万年前の化石から新種

ワイオミングで、約1億6000万年前の新種の化石が見つかりました。

約1分で読めます Tiny Why編集部 · 文: 特派員 キュリオ

ことば
Wyoteuthis linsterorum(ワイオテウティス・リンステロルム)

今回見つかった新種の科学名。

ベレムナイト(べれむないと)

イカやタコに近い、昔の海の生き物。

CTスキャン(シーティースキャン)

化石をこわさず、中を見る方法。

💡 ようするに

  • イカやタコに近い新種が見つかりました。
  • 化石は長さ約10センチ、幅最大約6センチでした。
  • 二つの化石を調べて、新しい名前がつきました。

この新種の名前は Wyoteuthis linsterorum(ワイオテウティス・リンステロルム)です。これは、この生き物についた科学名です。

この動物はベレムナイトです。ベレムナイトは、イカやタコに近い昔の海の生き物です。約1億6000万年前に生きていました。

ベレムナイトの化石は、ふつう細長い形です。長さは5〜10センチほどです。幅は1〜2センチほどしかありません。今回の化石は、同じ仲間よりずっと太い形でした。

最初の化石は、1990年代後半に見つかりました。その後、長い間、博物館の収蔵庫にありました。二つ目の化石は、2019年に博物館へ寄贈されました。二つを比べたことで、新種だと分かりました。

研究者はCTスキャンも使いました。これは、化石をこわさずに中を見る方法です。中の形から、昔に消えたと考えられた古い仲間だと確認できました。

研究者は、大きな体が狩りに役立った可能性を考えています。小さなベレムナイトを食べたのかもしれません。ただし、何を食べたかはまだ決まっていません。全身の姿や、なぜ化石が二つしか見つからないのかも謎です。

これからは、別の化石や博物館の標本を調べることが大切です。さらに資料が増えれば、この太い体の理由が分かるかもしれません。

参考:Phys.orgの研究紹介

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むかしの海の、太いイカのなかま

📰 しっかり版: 「太ったイカの仲間」はなぜいた? 1億6000万年前の化石から新種

ワイオミングで、古い生き物の石が見つかったよ。

約1分で読めます Tiny Why編集部 · 文: 特派員 キュリオ

ことば
Wyoteuthis linsterorum(ワイオテウティス・リンステロルム)

この古い生き物についた新しい名前。

ベレムナイト(べれむないと)

むかしの海にいた、イカやタコのなかま。

化石(かせき)

むかしの生き物が石のようになったもの。

Wyoteuthis linsterorum(ワイオテウティス・リンステロルム)は、新しい生き物の名前です。

これはベレムナイトです。ベレムナイトは、むかしの海にいたイカやタコのなかまです。

化石は、むかしの生き物が石のようになったものです。

その化石のかたい部分は、長さ約10センチです。いちばん広いところは約6センチです。なかまの中では、とても太い形でした。

この生き物は、約1億6000万年前にいました。化石は二つ見つかりました。二つを比べて、新しい種類だとわかりました。

しらべる人たちは、化石をこわさず中も見ました。

この生き物が何を食べたかは、まだわかりません。

出典・参考