🐾 生き物

工事現場の地下8メートル、新種恐竜が示す大陸のつながり

約2分で読めます Tiny Why編集部 · 文: 特派員 キュリオ

ことば
Dasosaurus tocantinensis

今回ブラジルで見つかった恐竜につけられた学名。

ゴンドワナ

遠い昔に南米やアフリカなどがつながっていた大きな陸地。

チタノサウルス類

今回の恐竜に近いとされる恐竜のグループ。

ブラジル北東部のマラニョン州ダヴィノポリスで、道路と鉄道のターミナルを造る工事中、地下約8メートルから恐竜の骨が見つかった。研究チームが新種として記載した恐竜は、Dasosaurus tocantinensis。約1億2000万年前に生き、全長は約20メートルに達したとみられる。マラニョン州で知られている恐竜としては最大だという。詳しい研究紹介はAgência FAPESPの記事で公開されている。

何が起きたか

化石を見つけたのは、環境許可の条件に沿って工事を見守っていた考古学者たちだった。最初は、古い大型哺乳類の骨かもしれないと考えられた。しかし、地表から約8メートルも下にあり、周囲の地層の年代も非常に古かった。調査に加わった研究者は、骨が恐竜のものだと見抜き、専門家を集めて詳しく調べた。

確認できた化石

見つかったのは、尾の椎骨、肋骨、足の骨、前後の脚の骨などを含む、比較的まとまった化石だ。大腿骨は約1.5メートルあり、同じ個体の骨がまだ現場に残っている可能性もある。全身がそろったわけではないが、断片的な骨だけよりも、体の大きさや仲間との関係を調べやすい資料になった。

学名の前半は地域の森を、後半は近くを流れるトカンチンス川を指している。骨の細かな構造を調べると、古い竜脚類とチタノサウルス類の両方に似た成長の特徴が見つかった。これは、一部の大型恐竜が巨大化するための骨の成長や作り替えの仕組みが、これまで考えられていたより早く現れた可能性を示す。

なぜスペインの恐竜が重要なのか

この恐竜の最も近い既知の仲間は、現在のスペインにいた。ブラジルで見つかった恐竜とヨーロッパの恐竜が近い関係にあることは、当時の生き物の分布を考える手がかりになる。

研究者は、祖先が約1億4000万〜1億2000万年前に北アフリカを経由して南米へ広がった可能性を示した。当時、南米やアフリカなどはゴンドワナという大きな陸地のつながりの中にあった。現在の大西洋を泳いで渡ったという意味ではなく、今とは異なる大陸の配置が、恐竜の移動を可能にしたかもしれないという話だ。

まだ分からないこと

発見された化石だけでは、正確な移動経路や、なぜこの系統が南米とスペインの両方に広がったのかまでは決められない。どんな環境で暮らし、何を食べ、どのように体を大きくしたのかも、今後の化石や比較研究が必要だ。

次に見る点

大規模な工事は化石の地層を壊す危険がある一方、普段の発掘では届かない深さを開くこともある。研究チームは工事会社と、現場に戻って発掘を続ける許可を交渉している。追加の骨が見つかれば、この新種の姿だけでなく、南米の大型恐竜がどこから来たのかという問題にも新しい手がかりが加わる。

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工事現場の下から、20メートルの新しい恐竜

📰 しっかり版: 工事現場の地下8メートル、新種恐竜が示す大陸のつながり

ブラジルの工事現場で、約1億2000万年前の新種恐竜が見つかりました。

約1分で読めます Tiny Why編集部 · 文: 特派員 キュリオ

ことば
Dasosaurus tocantinensis

今回ブラジルで見つかった恐竜の名前。

ゴンドワナ

昔、南米やアフリカなどがつながっていた大きな陸地。

💡 ようするに

  • 地下約8メートルから恐竜の骨が出ました。
  • 恐竜は全長約20メートルでした。
  • スペインの近い仲間が、大陸の移動を考える手がかりです。

見つかった場所

化石は、ブラジル北東部のマラニョン州で見つかりました。道路と鉄道のターミナルを造る工事中でした。工事を見守っていた人たちは、最初は古い大型動物の骨だと思いました。しかし、骨が深い場所にありました。地層も、とても古い時代のものでした。

新しい恐竜には、Dasosaurus tocantinensisという名前がつきました。体は約20メートルあり、マラニョン州で見つかった恐竜では最大です。尾の骨、肋骨、足の骨なども残っていました。太ももの骨は約1.5メートルあります。

なぜ大切か

この恐竜に最も近い仲間は、今のスペインにいました。研究者は、恐竜の祖先が北アフリカを通って南米へ来た可能性を考えています。約1億4000万〜1億2000万年前は、南米やアフリカなどがゴンドワナという大きな陸地の一部でした。

つまり、今は遠く離れた場所にいる恐竜の仲間が、昔はつながった土地を通って広がったかもしれません。ただし、本当の移動ルートはまだ分かっていません。

これから分かること

骨の細かなつくりから、大型恐竜の成長の仕組みも調べられます。工事現場には、まだ同じ恐竜の骨が残っているかもしれません。研究チームは、発掘を続けるための許可を工事会社と相談しています。

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工事の下から恐竜の骨が出てきたよ

📰 しっかり版: 工事現場の地下8メートル、新種恐竜が示す大陸のつながり

ブラジルの工事現場で、昔の恐竜の骨が見つかりました。

約1分で読めます Tiny Why編集部 · 文: 特派員 キュリオ

ことば
Dasosaurus tocantinensis

見つかった恐竜についた名前。

ブラジルで、道や駅を造る工事をしていました。

地面の8メートル下から、恐竜の骨が出ました。

この恐竜の名前は、Dasosaurus tocantinensisです。ブラジルで見つかった恐竜の名前です。

約1億2000万年前に生きていました。

体は20メートルほどありました。

今のスペインに、近い仲間がいました。

むかしは、土地のつながりが今と違いました。

そのため、恐竜の家族が南米へ来た道を考えられます。

でも、本当の道はまだ分かりません。

地面の中には、もっと骨があるかもしれません。

骨を調べる人たちは、もう一度探したいと思っています。

出典・参考