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化石が語る1億年前の「食物連鎖」 翼竜→魚竜→巨大爬虫類

約1分で読めます Tiny Why編集部 · 文: 特派員 スピリット

見つかったのは「3段階のごちそう」の証拠

オーストラリア北東部クイーンズランド州、内陸のリッチモンド近郊で、化石ハンターのマイク&キャシー・フリーマン夫妻とゲイリー&バーブ・フルーウェリング夫妻が2019年、化石採集が許可された場所で大きな骨の化石を発見した。かつてこの一帯は「エロマンガ海」と呼ばれる浅い海で、恐竜時代である白亜紀、今から1億年以上前に沈んでいた場所だ。

見つかったのは、体長6〜7メートルの魚竜(ぎょりゅう)「プラティプテリギウス・アウストラリス」の化石。魚竜は恐竜と同じ時代に生きていた、イルカに似た姿の海の爬虫類だ。

お腹の中から翼竜の顎が

化石の準備作業には600時間以上がかけられ、研究チームはオーストラリア原子力科学技術機構(ANSTO)の技術を使い、岩を割らずに内部を撮影した。その結果、魚竜の胃の中身とみられる丸い塊の中から、翼竜(空を飛ぶ爬虫類)のあごの骨の破片が見つかった。魚竜が翼竜を食べていたことを示す直接的な証拠だ。

さらに化石には、魚竜自身が大きな海の爬虫類「クロノサウルス・クイーンズランディクス」(体長10メートル以上)に噛まれたとみられる痕も残っていた。

翼竜→魚竜→巨大爬虫類、1つの化石に3段階

つまりこの1つの化石には、「翼竜を魚竜が食べ、その魚竜をさらに大きな爬虫類が食べた(あるいは死骸を漁った)」という、3段階の食物連鎖がまとめて刻まれていたことになる。研究チームによれば、こうした3段階の捕食関係が1つの化石標本から直接確認された例は世界で初めてだという。

研究に参加した古生物学者ディーン・ロマックス氏は、この化石を「3段階の捕食者どうしの関係を示す、最も明確な例の一つ」と評価している。研究成果は学術誌「ゴンドワナ・リサーチ」に発表された。

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1つの化石にわかった、1億年前の「食う・食われる」3段階

📰 しっかり版: 化石が語る1億年前の「食物連鎖」 翼竜→魚竜→巨大爬虫類

オーストラリアで見つかった化石に、大昔の生き物の食物連鎖がまるごと残っていた。

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💡 ようするに

  • オーストラリアで見つかった1つの化石に、大昔の生き物どうしの「食べる・食べられる」関係が3段階も残っていた
  • 空を飛ぶ翼竜(よくりゅう)を魚竜(ぎょりゅう)が食べ、その魚竜をもっと大きな爬虫類が食べたとみられる
  • こんな3段階の証拠が1つの化石から見つかったのは世界で初めて

オーストラリアのクイーンズランド州で、化石を探すのが好きな人たちが、大きな骨の化石を見つけた。ここは1億年以上前、恐竜がいた時代には海の底だった場所だ。

見つかった化石は、体長6〜7メートルの魚竜というイルカに似た海の爬虫類のものだった。研究チームが岩を割らずに中を調べたところ、お腹の中に空を飛ぶ翼竜のあごの骨が入っていた。魚竜が翼竜を食べていた証拠だ。

さらに、この魚竜の骨には、もっと大きな海の爬虫類クロノサウルス(体長10メートル以上)に噛まれたような跡も残っていた。つまり「翼竜を魚竜が食べ、その魚竜を巨大な爬虫類が食べた」という3段階の関係が、1つの化石からまとめてわかったのだ。研究者は、こんなにはっきり3段階が残っている化石は初めてだと話している。

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おおむかしの「たべた・たべられた」のかせき

📰 しっかり版: 化石が語る1億年前の「食物連鎖」 翼竜→魚竜→巨大爬虫類

とっても ふるい ほねが みつかったよ。

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むかしむかし、うみに すんでいた どうぶつの はなしだよ。

おおきな は虫類(はちゅうるい)が いたよ。 なまえは ぎょりゅう。 からだの ながさは 6メートルから 7メートルだよ。

ぎょりゅうは、そらを とぶ とかげ「よくりゅう」を たべたよ。

でもね、ぎょりゅうは もっと おおきな どうぶつに たべられちゃった。 その どうぶつは 10メートルより おおきいんだって。

たべた、たべられた、また たべられた。 これが ぜんぶ ひとつの かせきに のこっていたの。

はかせたちは「こんなの はじめて みた!」って びっくりしたよ。

出典・参考