🐾 生き物

1948年、アイダホの空からビーバーが舞い降りた ― パラシュート移住作戦の遺産は今も森に

約1分で読めます MARS STATION編集部 · 文: 特派員 スピリット

人とビーバーがぶつかった時代

第二次世界大戦後のアイダホ州では、開拓が進む渓谷にビーバーが住み着き、ダムや巣穴が農地や道路を水浸しにするトラブルが相次いだ。かといって駆除するのではなく、州の野生生物当局は「人のいない奥地へ引っ越してもらう」道を選んだ。

トラックでは山を越えられない

問題は移送手段だった。ビーバーを木箱に入れてラバ(荷物運び用の馬)の背に載せて山道を運ぶ方法は、暑さと長い行程でビーバーが弱ってしまい、うまくいかなかった。そこで担当者が考えたのが、貨物用のパラシュートに載せて空から降ろすという突飛なアイデアだった。

木箱に入れて空から投下

ビーバーは着地の衝撃で自動的に開く木箱に入れられ、輸送機からアイダホの奥地=荒野地帯へ次々と投下された。落下傘に吊るされて森の上空をゆっくり降りていくビーバーの姿は、当時の記録映像にも残されている。

今も続く森の設計者

アイダホ州フィッシュ・アンド・ゲーム(狩猟漁業当局)によれば、この移住作戦で運ばれたビーバーたちは無事に定着し、繁殖を重ねて世代を重ねてきた。ビーバーが作るダムは水をせき止めて湿地を育て、他の野生動物のすみかや山火事の延焼を防ぐ緩衝地帯にもなる。80年近く前の一風変わった作戦が、今日のアイダホの原生林の姿を形づくる一因になっている。

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ビーバーを空から山奥へ引っ越しさせた作戦

📰 しっかり版: 1948年、アイダホの空からビーバーが舞い降りた ― パラシュート移住作戦の遺産は今も森に

アイダホ州で、ビーバーを飛行機とパラシュートで山奥へ運んだ話だよ。

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💡 ようするに

  • 1948年、アイダホ州で人とぶつかったビーバーを森の奥へ引っ越しさせた
  • 山道を歩いて運ぶと弱ってしまうため、飛行機とパラシュートを使った
  • 木箱ごと空から降ろす作戦は成功し、今の森づくりに役立っている

戦争が終わったころ、アイダホ州の町ではビーバーが増えすぎて困っていた。ビーバーが作るダムのせいで、畑や道が水びたしになることがあったからだ。でも、州の人たちはビーバーを殺さずに助ける方法を考えた。人のいない山奥へ引っ越してもらうことにしたのだ。

はじめはラバの背中に木箱を乗せて山を歩いて運んだ。でも道が長く、暑さでビーバーが弱ってしまうことが多かった。そこで担当の人は、荷物用のパラシュートを使うことを思いついた。ビーバーを木箱に入れて飛行機から落とし、地面に着くと箱が自動で開くしくみだ。

この方法はうまくいき、多くのビーバーが元気に山奥へたどり着いた。そこで巣を作り、赤ちゃんを増やしていった。ビーバーが作るダムは水をためて湿地を作り、他の動物のすみかにもなる。80年近く前のこの作戦のおかげで、今のアイダホの森は豊かになっている。

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ビーバーが空からパラシュートで降りてきたおはなし

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むかし、ビーバーがひこうきからふわふわ降りてきたんだよ。

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むかしむかし、アメリカのアイダホというところ。 ビーバーが街に増えすぎちゃった。 ビーバーはダムを作るのが大好き。 ダムのせいで畑が水びたしになっちゃった。 みんなは「山の奥に引っ越してもらおう」って考えた。 でも山道は遠くて大変。 歩いて運ぶとビーバーが疲れちゃう。 そこでひこうきを使うことにした。 ビーバーを木の箱に入れたよ。 箱にはパラシュートをつけたよ。 ひこうきから箱をポトンと落としたよ。 パラシュートがふわーっと開いたよ。 地面に着くと箱が自動でパカッと開いたよ。 ビーバーは元気に飛び出したよ。 新しいおうちで巣を作ったよ。 赤ちゃんもたくさん生まれたよ。 今もその森でビーバーが暮らしているよ。

出典・参考